見知った地獄 見知らぬ天国 どっちを選ぶ?

恐れ

心理カウンセラーの佐々木幸太郎です。

私は原チャリで移動する事が多いのですが、
最近どうもバイクの調子が良くないと思っていたんです。
カーブを曲がるときにヨタヨタ、ヨレヨレと曲がりにくい。

先日はカーブだけでなく、ちょっとした段差でも
ヨタヨタとしてタイヤがハズれそうな感じだったんですね。

もう結構古い原チャリで、前輪のタイヤを見てみると空気が
ほとんど無かったんですよね~。

そりゃ曲がるときに転びそうになるのも、もっともだわなーと思って

良く見るとタイヤにミゾもほとんどない。

タイヤがいつ外れてもおかしくない状態だったんです。(ババーン)

もっと早く気づけよって感じですよね。

で、

バイク屋に持って行ってタイヤ交換してもらいました。

そうしたら、バイクの走行が軽い、軽い。

スイスイ進むわ、スカッっと曲がるわ。
とってもスムースで快適になりました。

本当にね、点検は定期的に行いましょうね。
いつ交通事故を起こしてしまうかもしれませんからね。

って、、、

そういう話ではなく

快適になったはずなのに、
快適になったはずなのにですよ、
走行が怖いんです。

走っていると気を使ってしまうんです。

というのもね。

今まで長い間、空気圧が低い状態で走っていた事に慣れていたので
カーブでヨタヨタ曲がったりゆっくりめの走行が
普通になっていたんですね。

だからいきなり快適にビューンって感じで走ったり
スカッとカーブを曲がると怖いんです。

ハンドルから伝わってくる普段とは違う反応が怖かったりするんです。

安全で快適で誰もが普通な状態が逆に怖い。

カーブでは転げそうな感じがして速度を落としたりして。(笑)

本当は空気圧が低かったりタイヤが外れそうな方がよっぽど危険なんですねどね。

そんな風にね、悪い状態が普通になって、それに慣れてしまっていると
快適でより良い状態の方が怖くなってしまうんです。

例えば、、

給料が安いのにもっと良い仕事を探して
給料の高い仕事に就くのがいざとなると怖くなる。

とかね。

良い人だと思うのだけど、その人にはときめかず
なぜか自分を粗末に扱う人を好きになってしまう。

とかね。

自分が慣れた状況から新しい状況に行くのが怖いのです。

それは、今より悪くなってしまうかもという恐れがあるからなんです。

もっと自分に合った仕事についた方が
給料も上がって、楽しく仕事ができる可能性があるのに
しんどくても暮らせているのであれば
その状態を手放すのは抵抗がありますよね。

今まで付き合ってきた人が、自分を粗末に扱ってきたのは
私がもっと頑張らないからだと感じていたら
自分をそのまま認めてくれる人は
頑張らない自分を否定されているように感じて
心地よくないかもしれませんよね。

というように
人間は変化することに抵抗を感じるものです。

見知らぬ天国より
見知った地獄の方が
安心できるのですね。

それは進化の過程で身に着けた大切な機能でもあるのですが
今の状況どうみても地獄だよなぁって感じたら
見知らぬ天国に行ってみる決意を固めてみるのも
楽しいかもしれません。

ちなみに、今は適正な空気圧のタイヤに慣れて
快適にしかも楽しく乗ってます。

行き詰まった時は
新しい事にチャレンジしてみると
レベルが上がるかもしれませんよ。

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